投資4つの黄金則



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多くの名著のエッセンスを効率よくまとめた投資入門書。将来設計を自分で立てて投資をはじめたい投資初心者から中級者向き。この本の知識を身につければ、金融のプロにだまされにくくなるだろう。

全体の構成は、理論、歴史、心理、ビジネスを4つの基礎知識とし、それを生かした戦略に進む流れになっている。図表の挿入や各章の終わりに要点がまとめてあるといった工夫が見られ理解しやすい。多くの内容が凝縮されているので読み進むスピードは遅くなるが、数十冊を別々に読むよりははるかに効率が良い。

最初の柱である「投資理論」では、成長株神話のウソやマーケットタイミング派の幻想、また株価が下がると長期的なリターンは良くなる、インデックス投資の有利さ、といった基本知識を学べる。第2の柱の「歴史」では、バブルの歴史、発生条件や、見分け方を解説している。「心理」編では、投資家の陥りやすい数々の心理状況と対処方法が説明されている。4つ目の柱の「投資ビジネス」について書かれた書籍は少なく、投資産業との利益相反が説明されている。この部分だけでも読む価値があるだろう。11章の書籍リストは良書を知る意味で有意義。この本の後に余裕があったらこちらに進むと良い。

最終章の戦略で取り上げられている商品の中には日本では容易に投資できないものもあるが、商品選択の考え方は応用できる。資産配分と自制心というキーワードと、投資法として推奨されているバリュー・アベレージングはぜひマスターしたい。(河野幸吾)



良書です

この本はバリュー投資本ではなくパッシブ運用を主としているので
銘柄選択術を期待している人には失望が大きいだけでしょう。
でも最後で紹介しているポートフォリオ例は
損をしない運用の真実があります。
でも複数のインデックスファンドを組み合わせるこの方法は
マネをするには誰にでも簡単なはずなのに退屈だから誰も試さないかもしれない。
そんな意味ではこの本は投資理論の勉強にはなるけれど
実践に使えるかは読んだ人次第かもしれません。



多くの投資名著のエッセンスを効率よくまとめた投資入門書。

将来設計を自分で立てて投資をはじめたい投資初心者から中級者向き。
この本の知識を身につければ、金融のプロにだまされにくくなるだろう。
投資についての理論・歴史・心理・ビジネスを個人投資家のためにわかりやすく解説している。概要は以下の通りです。絶対に読んで損はない。お勧めです。

- 投資で損をしないためには、理論・歴史・心理・ビジネスを知らねばならない。
- リスクはリターンと結びついている。
- 長期では株式をすすめるが貯蓄の80%以内におさめるべき。
- 大勢の人が殺到しているものは避ける。その逆がリターンが大きい。
- 金融雑誌やニュース記事は無意味。よい本を数冊読めばよい。
- 貯蓄をしている期間は株式相場が低迷しているのが良い。
- インデックスファンドとETFのすすめ。



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