黄昏の名探偵 (徳間文庫 く 12-3)



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若干大正浪漫

『黄昏の名探偵』です。
著者のオリジナル曲を元にしたという短編作5編収録。
「紅椿」「あの夏――Morning Light」「黄昏の名探偵――望郷編」「タンゴ・トリステサ」「薔薇廃園――亡き王女のためのパヴァーヌ――」です。元の曲を知らなくても問題なく読めます。

大正浪漫っぽいのは「紅椿」だけで、他の作品は……浪漫はありますが、あまり大正ではないですね。タンゴと薔薇は共に舞台がヨーロッパですし。亡き王女のためのパヴァーヌというよりはヴァンパイア・ワルツですし。

いずれの作品にもあるのが、ここに居たくはない、ここではないどこかへ行きたい、という切実な願望です。どこか退廃的なけだるさが漂います。

最後には長めのあとがき、というか各作品の成立経緯を記した解説があります。

栗本薫の世界

いいですね。栗本ワールド全開です。著者のオリジナル楽曲を元に作られた短編集らしいですが、曲を知らなくても充分楽しめます。タイトルになっている「黄昏の名探偵」は、一回読んだだけではいまいち意味が分からなかったけど。「紅椿」なんかはファンにはたまらないと思います。でも、あまり一般ウケはしないのだろうなあ。



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