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13人目の探偵士 (講談社ノベルス)



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13人目の探偵士 (講談社ノベルス)
13人目の探偵士 (講談社ノベルス)

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デビュー

山口雅也氏の処女作といえば、『生ける屍の死』があまりにも(?)有名な訳ですが、実はそれに先立って上梓されていたのがこの作品。
いわゆる「ゲーム・ブック」であった為、ミステリ小説としての位置付けをされなかったのかもしれませんが、然しこれは紛れもなくミステリの一級品です。それで、新たに小説の形式に仕立て直したのがこちら。

記憶をなくして目覚めた男が、殺人犯の容疑をかけられながら、「探偵士」に事件の調査を依頼します。

「キッド・ピストルズ」シリーズの読者にはお馴染みの、例のパラレル・ワールドの英国が舞台になってます(キッド・ピストルズとピンク・ベラドンナが初登場!)。そこは、小説の中に描かれた「名探偵」たちが、実在の人物として活動している世界。かのシャーロック・ホームズも、かつて偉大な功績を残した伝説的な名探偵として、現代の探偵士たちに崇められている、といった具合。
で、主人公の男が依頼する探偵士は複数居て、探偵士毎にその調査、推理の趣向、解決の内容までが違う、という。それぞれに個性的な探偵士たちの饗宴は見所ですな。更に、ダイイング・メッセージ、連続殺人、アリバイ崩しなど、いわゆるミステリのコードがふんだんに盛り込まれた、贅沢な一品でもあります。読み応えありますよ。

そして最後には意外な犯人と意外な結末(オチ)が。ここはいかにも山口氏らしいという。

ところでこの作品――ゲーム・ノベルの方ですが、以前プレイステーションでゲーム化されています。実は僕はそのゲームを先にやってまして(原版のゲーム・ノベルは未読ですが)、で、内容的にはほぼ同一なのです。然し、ゲームでやるのと小説として読むのとではやっぱり別物の味わいですし、ゲームはゲーム、小説は小説ならではの表現や魅力に満ち溢れているわけで、だから僕と同じ様な経験を持つ方にも何ら留保なくお奨めできるのでした。本当。



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